新百合デッサン会
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    神奈川県川崎市麻生区の小田急線新百合ヶ丘駅北口からすぐの麻生市民館(アトリエ風)実習室にて基礎絵画サークル開催。近隣の横浜市、
    相模原市や、東京都町田市、稲城市など多摩地域等からの参加もあります。基本を学ぶ人物画主体の美術教室。

   ブログ
                                                       篠田泰蔵 記



2017年 第3回 新百合基礎デッサン会
2017,3,13

・今回のモデルさん 

今回のモデルさんは振袖姿の女性で、2日掛けて描くところの2日目でした。従って前回と同一衣装、同一固定ポーズです。また、氏名、写真の掲載のご許可を得ております。

前回は取り上げませんでしたけれど、記しておきたいこととして、着物を着たモデルの場合の固定ポーズを維持することの大変さです。掲載写真の通り、とても豪華で重厚感のある振袖なだけに、実際の重さも相当あると思われます。冬場に厚着し過ぎて動き辛くなる感覚に似ているのでしょうか。しかも帯で締めている様子は、素人目には窮屈そうにも見えます。着物がとてもお好きだと言うモデルさんですが、それにしても固定ポーズを維持するのは結構ハードだったと想像されます。偏に感謝のかぎりです。

前回も少し触れましたが、モデルさんは現在、ロック音楽活動をなされている方でもあります。湯川理恵子さんの名で検索させて頂くと各種サイトで音楽活動のご様子が分かります。少しでも多くの方にご覧頂ければ、ご本人も喜んで下さることでしょう。今回もモデルとして頑張って下さり、参加者たちと歓談もして下さっており、これもご縁でして、陰ながらご活躍を念じたいと存じます。

               湯川理恵子さん


・実施状況

今回も新入会者が2名おりました。偶然お二人には以下の共通項がありました。まず既存会員からの口コミで当会をお知りになったとのことでした。また、大変遠くからのお越しでした。一人は厚木市、もう一人は渋谷区からです。そして、絵画経験はあるけれど基礎をしっかり学びたいとのことでした。本当にありがたいことですし、とても身の引き締まる思いとなりました。

新入会者には今日が初日となりますが、既存会員にとっては同一モデルを描く2日目です。いよいよ立体感、空気感を出せるように「中身」を描いていく段階です。冒頭、モデルさんが開始する前の時間を利用して、短時間ですが、筆者が木炭を利用してそのコツ、ヒントを実演して伝えました。

そしてモデル開始と同時に、既存会員にはしばらく前回の続きを描き進めて頂き、後でアドバイスする流れとなりました。新入会者のお二人には、いつも通り筆者が実演しながら、描き出しと構図について入念に指導することとなりました。それが終わって後半は、見回りをして、各々の習熟度に合わせてアドバイスする流れです。

形が狂いやすい人には、序盤から感覚的に突っ走って描くやり方をしているケースが見受けられました。自分なりの個性・世界観で自由な絵を描く場合はそれで良いのですが、できるだけ形の狂いの少ないアカデミックな基礎デッサンを習得する前提においては問題となってしまいます。結果的には本人が後で困ってしまうのです。ゆっくりでよいから、謙虚に、基本に忠実になり、とにかく序盤から慎重の上にも慎重に進めていくことこそが上達の近道なのだということを伝えました。終わりに行う講評会で並べられると客観視ができて自分の問題点も見えてくるようなのですが、それを徐々にで結構ですから、制作中に分かるようにしていくことが大切になります。

参加者も、中々うまく行かず苦しんでいる方が多いようでしたが、それこそが勉強ですし、大袈裟に言えば修業のわけです。そうした時間をたくさん積み重ねることで、いつのまにか上達していくものと考えます。

 

デッサン会の予告

2017年 第4回 デッサン会の予告

2017年第4回及び第5回は、同一の美術モデルの固定を2日掛けて描きます。モデルはプロでご活躍のタップダンサーの男性です。

第4回 4月10日(月)13時集合、13時開始、17時終了
      です。

第5回 5月 1日(月)13時集合、13時開始、17時終了
      です。









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2017年 第2回 新百合基礎デッサン会
2017,2,27
・今回のモデルさん 

今回のモデルさんは振袖姿の女性で、2日掛けて描くところの1日目でした。予め着付けをし、着た状態の姿で来られました。登場した途端、ぱっと実習室が華やぎました。感動のあまり、参加者の皆さんが拍手をして迎えたほどです。

実際にとても着物がお好きであるとのことで、見事な着こなしをされていたと思います。なんと現在、ロック系の音楽活動をされている方でもあり、和のテイストとのギャップに驚くばかりでした。当然、舞台度胸やコミュニケーション力は優秀なのだと思われますが、その通り、休憩時間には参加者たちとフレンドリーに歓談して下さっておりました。

また、髪のスタイルや装飾などにも手間を掛けて来られた様子が伝わり、その上、自主的に小道具として和傘と扇子までお持ち頂きました。基礎を学ぶ会なので、複雑になり過ぎないように小道具は採用に至りませんでしたが、心配りも豊かで、モデルさんには何から何まで感謝のかぎりでした。

立ち2種、イス座り2種のポーズ決めのクロッキー後、写真の通りのポーズに決定しました。

なお、氏名、写真の掲載のご許可を頂いております。その点でもありがたいことでした。

               湯川理恵子さん

・実施状況

当会グループ展明けで、新入会者が3名おりました。グループ展を観て来られた方の他に、新百合デッサン会の方1名が経験豊かなのに基礎をやり直す為にと参加されました。そうした熱意には、精一杯お応えしなければなりませんので、構図の取り方や描き出しについて、実際に手本を示しながら入念に伝えました。ただ初心者が取り組むモデルとして振袖姿は難しかったと思います。また、伝えることは同じでも吸収の仕方は様々になってきますので、そこが指導する側としても難しいところでした。

基礎デッサン習得を前提として全体に伝えたことは、着物のような柄の華やかな衣装の人物を描く際は、その柄に惑わされ過ぎないよう身体のボリュームを優先的に感じさせることが大事であるということです。その流れで、イスの背もたれは脇役なので構図を考える際に考慮し過ぎないようにすること、また、同じく着物の長い袖についても身体から離れたものである点において脇役に近い存在なので、肝心の身体のボリューム感が打ち消されないように注意して描くべきことなどを伝えました。

1日目なので、構図と描き出しをとことん重視して頂き、「次回に繋がるように」と訴えました。実際は、頭では解かっても中々表現しきれない様子の方が少なくありませんでしたが、元より一朝一夕でマスターできるものではありません。学んだことを体現できるように、この先コツコツと繰り返していくことが肝要となります。

 

デッサン会の予告

2017年 第3回 デッサン会の予告

2017年第3回は、3月13日(月)13時集合、13時開始、17時終了です。モデルは振袖姿の女性の同一固定ポーズの2日目です。







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2017年 第1回 新百合基礎デッサン会
2017,1,23

第2回 新百合デッサン会展、開催直前における最終打ち合わせ

休憩時間を利用して、来たる展覧会に参加・出品される方から、作品のタイトル、大きさを記した申込書を提出して頂きました。

また、案内状の配布、受付当番表への希望日の記入受付、懇親会への参加申込み受付、ギャラリーの使用手引き書の配布とポイントの説明を行いました。皆さんが協力的な対応をして下さり、スムーズに進み、何回かの休憩時間内に全て済ませることができました。

ご家族のご病気など止むを得ない事情が生じて参加ができなくなった方も複数おりましたが、もちろん仕方のないことです。比較的高齢の方の集まりですので、健康やご家族の事情などをご考慮の上、ご無理ない範囲で参加して頂くことが大切です。

さて、順当にいくと前回の8割アップほどの参加人数となりそうです。出品点数も多くなり、2段掛けは必至ですが、前向きな実験的な意味においても、敢えて掲げられるだけ掲げていく方向で臨みたいと存じます。

毎回ブログの度に宣伝して恐縮ですが、今一度、当会の作品発表会である新百合デッサン会展の案内状を掲載させて頂きます。当会にご関心のある方などを含め、ご都合の良い際に、どなた様も是非ご高覧下さいますようお誘い申し上げます。




・今回のモデルさん 

今回のモデルさんは美術モデル経験が6年ある女性で、日常の服装姿でした。経験が豊富なだけに、期待以上の働きをして下さって、万事に申し分なく進んで参りました。

逆に当会の方は、上記の通り、休憩時間の度に展覧会直前の打ち合わせがあってガヤガヤとし、会場の空気がやや集中の欠け気味になってしまったのは申し訳ありませんでした。

モデルさんの服装は、日常のものと言っても、丈が短めで身体にフィットした薄手の生地のワンピースでしたので、肌の露出も多く全体として身体のフォルムが捉えやすいものでしたし、柄が青系の地の色に縞模様が裾の近くに入っているだけのシンプルなものでしたので、描くのに大変適していました。

また、ベージュ色の中折れハットをわざわざ小道具としてご用意して下さいました。服装との色彩バランスも良く、皆さんから喜ばれました。それと、ピンヒールを履いておりましたが、中折れハットとマッチしており、全体としてスタイリッシュによくまとまった衣装と感じました。

ポーズは、固定の候補として、予め考えてきて下さった立ち2種とイス座り2種のクロッキーを実施しましたが、どれも素晴らしかったです。特にどのポーズも両手の扱い方がとても上手でした。自然に見えるにもかかわらず、今まで本会では見られなかったポーズだからです。予め工夫して来て下さったことがよく伝わってきました。伊達に長く続けていらっしゃる訳ではないなあと内心唸らされた次第です。

結果としては、イスに座り、右手は甲を向けて顎の下に添え、その右手の肘を左手で支えるポーズが、一回目の多数決ですんなりと決まりました。イスの背もたれに完全に背中を付けてもたれたのが却って新鮮だった上、両手の動きによって身体の正面に造形的変化が生じて描き甲斐があるものになっておりました。

服装に、小道具に、ポーズにと、工夫を凝らして頂き、モデルさんにはとても感謝する次第です。

 

・実施状況

一日だけで描くので、どうしても書き出しと構図の重視となり、前回までと同じ流れで進みました。それと、新参加者が1名いたことと、前回から49日と間が空いたこともあって、会の空気がなんとなく習ったことのおさらいをするものになっていました。

結果的には、おさらい重視は正しかった様子でした。なぜならば、モデルさんがイスの背もたれに完全にもたれていた為に上半身が斜め後ろに傾いており、下半身もピンヒールのせいもあって右片方の脚の膝から下が流れるように斜め前に傾く感じになっており、それぞれについて、正確な角度を付けて描くことが中々できずに苦労している方が多かったからです。実は美しいけれども難度の高いポーズだったのです。

その点、今回は計り棒の利用についての効用を説いた上で、垂直線を想定して、どれだけ背中や膝下に角度がついているかをしっかり意識するべきことを伝えることとなりました。

また構図についても、今回のようなポーズの場合、ついつい画面の背中側が空き過ぎになってしまう傾向があることを多くの方に指摘することとなりました。駄目出しされて何度も描き直していた方がいましたが、その姿勢については褒め称えました。妥協せず何度も描き直すことで身体が覚え込んでいくものだからです。

講評会までには、皆さん、何とか許容範囲内の構図に漕ぎ着けることができていましたし、シルエット的な形においてもそれぞれのレベルで上達しておりました。そして上記の通り、身体の角度の付け方、それとイスや脚の接地している床が水平に見えるようにするべきことを今回は強調することとなりました。

また、来月、再来月と、同一の固定ポーズを2回かけて描くことになるので、その準備的なお話をさせて頂きました。すなわち、いよいよ立体感を出すことに比重を置いて取り組んでいくことになるという予告です。

 

デッサン会の予告

[ 第2回〜第5回までのモデルのラインナップ ]

2017,2,1追記

 グループ展、第2回新百合デッサン会展を控えて、関心をお持ちになった皆様に、当会のお呼びするモデルの特色を知って頂くために4回分の予告を掲載致します。

2017年 第2回及び第3回 デッサン会の予告

2017年第2回及び第3回は、同一の美術モデルの固定を2日掛けて描きます。モデルは振袖姿の女性です。

ただし下記の通り、第2回は会場の抽選に外れた都合で夜の開催となり、第3回の方はいつも通り昼間の開催となります。会場は共に麻生市民館実習室です。

 

第2回 2月27日(月)17時半集合、17時半開始、21時
      終了です。

第3回 3月13日(月)13時集合、13時開始、17時終了
      です。

 

 なお、モデルさんは、日本的な着物姿とのギャップが面白いのですが、なんとロック音楽活動をされている方です。名前、写真の掲載を快くご了承頂きました。名前は湯川理恵子さん。写真は掲載の通りです。


                  ご本人提供画像 湯川理恵子さん



              ご本人提供画像 湯川理恵子さん


◆2017年 第4回及び第5回 デッサン会の予告

2017,2,1追記

2017年第4回及び第5回は、同一の美術モデルの固定を2日掛けて描きます。モデルは、プロでご活躍のタップダンサーの男性で、舞台衣装姿です。

 

第4回 4月10日(月)13時集合、13時開始、17時終了
      です。

第5回 5月 1日(月)13時集合、13時開始、17時終了
      です。

 

 モデルさんから名前、写真の掲載を快くご了承頂きました。名前は米澤一平さん。写真は掲載の通りです。
 米澤さんから公演のご案内がありますので掲載致します。

2017年米澤一平企(季)画vol.4
"みかんの冬-Mikan no Fuyu-"
2017.02.22-26(Tue-Sun)


ご案内@ ご案内A

 
          ご本人提供画像 米澤一平さん


          ご本人提供画像 米澤一平さん









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2016年 第5回 新百合基礎デッサン会
2016,12,5

・今回のモデルさん 

今回のモデルさんはプロで活躍のタップダンサーの女性で、ステージ衣装姿でした。

衣装はステージ用だけに、とても華やかなで、ハイカラーの白シャツの上に大胆なデザインのカットやフレアの入った黒いトップスを着て、赤いチュチュスカートの組み合わせでした。それに白地に銀のドットの入った蝶ネクタイをし、黒いハイヒールの靴を履き、白いロング手袋に赤いステッキを持つ姿でした。確かに、いかにもタップダンサーの出で立ちです。

この赤、白、黒の、非日常的姿の登場だけでもインパクトが大きいところを、冒頭に、タップダンスを少し披露して下さいました。目の前で見られるタップダンスは凄い迫力でした。モデルさんの持つキャラや雰囲気の一端が分かり、良い挨拶替わりになったばかりでなく、一気にテンションを上げて頂き、絵に取り組み易くなったのではないかと思います。

ポーズは、立ち2種とイス座り2種のクロッキーを経て、ステッキを前に立て、その上部に両手を載せて、休めの姿勢で立つポーズに決まりました。とにかくプロのダンサーなので、腓腹筋を始めとして脚の筋肉が非常に鍛えられていて美しく、立ちポーズに決まったので、それを描く機会が持てたことは参加者にとって収穫だったと思いました。モデルさんにはとても感謝する次第です。

 

・実施状況

ほぼ前回と同じ流れで進みました。始まってまだ僅か5回目なのですが、目に見えて皆さん上達しています。もちろん横一線に同じような上達とは言えませんが、それぞれの習熟度に応じて確実に伸びているということです。筆者自身がとてもほっとしています。

例えば、全くの初心者で、最初の頃は全然描き込みが進まず、どうなることかと心配していた若手男性Iさんが、今回、基本が解ってきて大枠のところでは何とか形になってきており、その進歩に大変驚きました。構図も良くなってきているので、少なくともこの流れを毎回維持すれば次のステップにも進みやすいし、やはり基本がいかに大事かということを改めて感じている次第です。

その他の方々も順調に進歩しています。何よりも進むべき方向性は間違っていませんので、その調子でコツコツ続けていけばさらに伸びていくでしょう。あとは量をこなしていくことが大事になります。

 

・第2回 新百合デッサン会展(2017,2,1722開催)について

グループ展・第2回 新百合デッサン会展の参加希望者からの申込みの記入をして頂きました。基礎の方も想像していたより参加希望が多く、盛り上りそうな気配です。参加者は、来年1月23日(月)のデッサン会の時までに作品タイトル、大きさを記した出品申込書を提出することになっています。詳細は、当ウェブサイトのイベントの欄に掲示のPDF「第2回 新百合デッサン会展 開催要項及出品規定」をご覧下さい。そのままプリントアウトして出品申込書のご利用もできます。

・懇親会のスケジュール決定(12月25日追記)
 懇親会は2017年2月16日(木)15時。会場は決定しておりますが後日お伝え致します。
 但し、懇親会場に定員数の上限があり、もしそれを超えた場合、新百合基礎デッサン会単独で別の日に催すことに致します。どうかご理解のほど宜しくお願い申し上げます。

 

デッサン会の予告

2017年 第1回 デッサン会の予告

2017年第1回は、1月23日(月)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。会場は麻生市民館実習室となります。モデルは日常の服装の女性で、固定ポーズです。







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2016年 第4回 新百合基礎デッサン会
2016,11,28

・第2回 新百合デッサン会展(2017,2,1722開催)について

冒頭に、新百合基礎デッサン会の人も姉妹会の新百合デッサン会のグループ展に合流できることを伝え、来年2月開催の当会のグループ展・第2回 新百合デッサン会展について説明をし、併せて参加希望者からの申込みの記入をして頂きました。次回12月5日(月)のデッサン会の時が参加申込みの締切りです。また、参加者は、来年1月23日(月)のデッサン会の時までに作品タイトル、大きさを記した出品申込書を提出することになっています。詳細は、当ウェブサイトのイベントの欄に掲示のPDF「第2回 新百合デッサン会展 開催要項及出品規定」をご覧下さい。そのままプリントアウトして出品申込書のご利用もできます。

 

・今回のモデルさん 

今回のモデルさんは日常の服装の女性でした。

最初にポーズ決めの為のクロッキーを、立ち2種、イス座り2種の計4ポーズやって頂きました。結果として、イスを斜にして座り、右手はひじを曲げて背もたれに載せ、その手の甲を顎の下に添え、左手はひじを曲げずに膝の上に置き、脚は右を上にして組み、顔はほぼ正面を向いて視線だけ少し左に向けたポーズに決まりました。右ひじの位置の影響で上体に僅かに捻りも加わり、全体として、自然でありながら変化に富む形となって非常に良いポーズに感じられました。服装もラフな出で立ちなのに、下衣はブルージーンズなので脚の形態が分かり易く映ったし、上衣の長袖シャツについても、色が白の上に身体にフィットしていたので、描く上で申し分のないものでした。

ポーズと言い、服装と言い、一見さり気ないのに気配りされていると感じられました。そう言えば靴もシンプルなパンプスで、基礎デッサンを学ぶ上においては描き易く適しておりました。実は尺八を中心に管楽器を専門に学んでいらっしゃって、ジャンルこそ異なりますが、同じ芸術的な活動を本格的にされていて、繊細だし美意識も高いと思われる方なのでした。

 

・実施状況

月1回のペースでどれだけ上達するのか不安もあってスタートした基礎デッサン会も、始まって4回目となりました。まだ僅か4回と言ってもよいでしょう。しかしながら、今回の指導中、多くの参加者が1回1回確実に進歩していることが明瞭に感じられて、内心、指導者冥利に尽きる喜びを感じておりました。この調子ならば、回数に比例して、今後の展望も明るいことがはっきりしてきたので尚更でした。ほっとしたとも言えます。

つまり、ほとんどの方が前回までにお伝えした事を高い割合でマスターしているので、次へのステップに移り易くなっており、それが順調に続けば先へ進むほど一層上達するのが必然になってくるのです。

具体的に言えば、モデルの終了後の講評会に並べられた参加者のどの作品も、描き出しが理解されており、構図もしっかりしていて、極端な狂いのある絵を描いている人が少なくなってきたのです。基礎デッサンでは対象をきちんと捉えることが重要ですので、こうしたことのマスターが最初のステップとして不可欠です。

因みに、この日初めて参加の男性でさえ、瞬く間に描き出しと構図について理解されていました。こうした基礎を学ぼうとして来られる方というのは、不思議に意欲がとてもあり、実際に吸収も早いことを改めて感じた次第です。考えてみると、この「意欲」こそが最も大事な「素質」なのかも知れません。

参加者の皆さんにはお知らせ済みですが、いよいよ近い時期から同一固定ポーズの人物モデルを2回掛けて描く段階に入ります。さらに様々なことを学んで頂く予定です。

以上、今後の皆さんの上達がとても楽しみとなりました。

 

デッサン会の予告

◆2016年 第5回 デッサン会の予告

2016年第5回は、12月5日(月)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。会場は麻生市民館実習室となります。モデルはタップダンサーの女性で、舞台衣装姿の固定ポーズです。








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2016年 第3回 新百合基礎デッサン会
2016,10,3

・今回のモデルさん 

今回のモデルさんは女性のヌードの固定でした。最初にポーズ決めの為のクロッキーを7ポーズやって頂きました。基礎を学ぶ為、予めモデルさんには描きやすそうなポーズをして下さるようにお願いしたのでシンプルなものが多かったです。その中で、多数決で選ばれたのはワイエスの「クリスティーナの世界」の絵に似た、床に横座りして両手を手前に付くポーズでした。普遍性があって、概ねどこの位置からも美しく見えたと思います。また、描いている最中さえも幾度となく「いいね」と感嘆の声が漏れ聞こえてくるほど、参加者からの評判も上々でした。

シンプルで描きやすいポーズを幾つも考えてきて下さったモデルさんに感謝致します。

 

・実施状況

今回は前回、前々回参加の定着メンバーに加えて新入会者が3名あり、漸次人数も増加してきて、指導する立場として気合いが入りました。

当会は初心者の集まりなので、やはり書き出しと構図を徹底して覚え込むことを重視する実施内容となりました。モデルさんのポーズ実施前の準備や説明に充てられた時間帯に、今回は筆者が書き出しと構図の取り方を実演して、皆さんに見て頂きました。百聞は一見にしかず。理解を深めて頂いたものと思われました。その後モデルさんのポーズが始まって、ほとんどの方が、素直に、一生懸命に、指導された通りに描こうとされていて、とても良い傾向にあると感じました。

少なくともデッサンの基礎を学ぶことに限っては、素直に指導通り描いていくことが上達の近道と考えます。それは各種スポーツの技術を学ぶのとも似ています。なまじ我流で描き続けてきた人は、それが持ち味になる可能性がある反面で、デッサンの基礎を学ぶ上においては障害になりかねません。どうしても癖が付いて中々離れなくなってしまうからです。そこのところを逸早く理解し、謙虚にゼロから学ぶ姿勢を持つことこそが結果的に上達を早めるものと考えます。

いずれにしても、引き続き、個々の個性や習熟度に応じてしっかり指導していく所存です。

 

デッサン会の予告

◆2016年 第4回 基礎デッサン会の予告

2016年第4回は、会場の確保の際の抽選の影響で、例外的に時間帯が夜になりますのでご留意願います。11月28日(月)午後5時半集合、5時半開始、9時終了。会場は麻生市民館実習室となります。モデルは女性で、日常の服装姿の固定ポーズです。








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2016年 第2回 新百合基礎デッサン会
2016,9,12

・今回のモデルさん 

今回のモデルさんは中高年(50歳代半ばの)男性の着衣の固定でした。お祭りの法被姿か、その法被を脱いでの六尺褌(ふんどし)一丁姿のどちらかを参加者で選択する形でした。六尺褌一丁と言っても鉢巻と足袋は身に付けた状態なので、それこそ裸祭りの様相のようで、とても勇壮な姿でした。

ポーズ決めの為に、立ち、イス、床の3種を2巡する計6回のクロッキーを、1巡目は法被姿、2巡目は六尺(褌)姿で行いました。1巡目の法被姿は、鉢巻と法被と六尺の一式が日本伝統色の草色に統一されていて、日に焼けて光った肉体の茶褐色と、ちょうど良い色相対比が生じていて見事でした。また、細部も行き届いていて、例えば鉢巻の巻き方一つとっても粋で、小さい結び目の塊が額の上部にくる「元気結び」をして下さっておりました。2巡目の六尺一丁姿も良かったです。そもそも身体作りが完璧と言ってよい仕上がりでした。自転車、水泳で普段から鍛えられており、よく締まった筋肉質の身体に加えて、どうやったらこんなに斑の無い焼け方ができるのだろうと感心してしまう程、身体の隅々までが綺麗に日焼けしておりました。取り分け、祭り男の色気の見せどころと言ってよいパーツである大腿直筋、大腿二頭筋、腓腹筋といった辺りの盛り上りと茶褐色の日焼け具合はとても目を引くものがありました。美大に行くと美術解剖学の講義があって人体構造を知る大事さを学びます。その点、男性モデルは筋肉がよく解って正に生きた教材といえます。

以上のお膳立てだけでも非常に感服させられていると言うのに、さらに凄かったのが、予め考えてきて頂いた前出の6種類のクロッキーポーズでした。なんと、方々から見つけてきた候補となる写真を数枚の用紙に貼り付けたファイルをご用意して、言わばプレゼンテーションをして下さり、それに基づいたポーズをして下さったのです。どれもが選りすぐりのポーズばかりでした。例えば立ちポーズの場合は腕を組んだ勇壮な仁王立ちをし、イス座りポーズならば仏像の半跏像のような気高さを感じさせる脚の組み方をし、床座りポーズならば同じ座禅でも膝を左右に張り出した上で男っぽく片膝を開き気味に立てると言った具合でした。モデルさんからプレゼンされること自体が稀なことなのに、そのクオリティの高さに驚くばかりでした。どれもが完璧と言ってよい段取りでした。

参加者の多数決で決まった固定ポーズは、法被を着ての床座りで、膝を左右に張り出し気味に座禅のように座り、左右の掌をそれぞれの膝頭に被せた、まるで大工の棟梁のような職人気質と豪快さとを併せもったような感じのポーズでした。結局、法被姿が選ばれたわけですが、六尺姿の方に投票されている女性もいましたし、そちらも捨て難い魅力であったことは明らかでした。またの機会に是非取り組みたいモチーフと言えましょう。

こうした魅力的な装いやポーズに対して大きなお力添えを下さったモデルさんに、改めて心より感謝申し上げます。

 

・実施状況

前回と同様の流れでした。書き出しと構図を徹底して覚え込むことを重視する内容です。徒に一枚の絵を仕上げようとはせずに、とにかく基本をしっかり身に付けることが大事であることをお伝えしました。

シルエット的な形の取り方については、人それぞれ得手不得手もありますが、少なくとも大きな狂いを避ける手段を知って頂きました。そして基本を覚えた先においては、大きかろうと小さかろうと、狂いもまた魅力になり得ることを言い添えました。また、イーゼルの立て方を間違えると目の錯覚で狂いやすくなることに気付いていなかった方なども、説明を聞いて納得され、喜んでおられました。構図の取り方については格段に進歩してきていると感じています。特に上下の位置決めはほとんどの方が理解してきています。左右の位置を決める際にまだ戸惑っている方が見られましたが、段々と解決されていくでしょう。

前記の通り、今回はとても魅力的な装いとポーズのモデルでしたので、描き手の皆さんも熱が入っていたように思いました。続きを家で描くようにアドバイスしましたが、是非、自分なりに仕上げてみて欲しいと願っております。

 

デッサン会の予告

◆2016年 第3回 基礎デッサン会の予告

2016年第3回は、10月3日(月)午後1時集合、1時開始、5時終了。会場が例外的にいつもと異なり麻生市民館第1会議室となるのでご注意をお願いします。モデルは女性ヌードの固定ポーズです。







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2016年 第1回 新百合基礎デッサン会
2016,8,29

・新百合基礎デッサン会が今日から発足致しました。

昨年5月より運営されてきました姉妹会・新百合デッサン会と並行する形で、初心者や基礎からやり直したい人のみを対象として、今日、8月29日から新百合基礎デッサン会が発足の運びとなりました。

会の特色、特に新百合デッサン会との違いについての詳細は、当会ウェブサイトのトップページに掲載の通りとなります。実際、この度も、会の掲げた特色をきちんと履行する形で運営がなされました。新百合デッサン会と比べてウェブのレイアウトはとても近似していますが、その中身はかなり異なります。特に新百合デッサン会では指導者も一緒に描いていますので、初心者や希望者への指導・感想は休憩時間に限られた僅かなものに過ぎないのですが、新百合基礎デッサン会ではモデルのポーズ中も含め指導者が指導に専念致しますので、各参加者にしっかりと指導が行き届きます。その他、実施時間が午後1時から5時までみっちりと4時間(新百合デッサン会では実質3時間)あることや、毎回講評会を行うところなどが、運営面での大きな違いとなります。

その指導者が僭越ながら筆者である訳です。新百合デッサン会では、会員が想像以上に早いペースで増加したお蔭で、初心者の数も増えて、休憩だけの短時間ではその全員に指導が行き届かなくなり、当初思い描いていた通りにはいかなくて心苦しい状況が続いていました。

そこで、新たに当会が発足するに至った訳です。

 

・団体カード作成のご協力

発足に当たって、施設利用の為の団体カードの作成が必要となりましたが、申請用の書類作成に必要な署名に、当会の参加会員の一部の方からご協力を得ることができました。お陰様で、無事カードは発行され、既に施設利用の予約を行っております。快く承諾して下さいました柳原ご夫妻、小泉さん、山田さん、石塚さんには心より感謝申し上げます。

 

・今回のモデルさん

今回のモデルさんは女性で、高校の制服姿でした。その固定。ご本人の匿名のご希望もあり、個人情報保護上、教えて頂いたプロフィールをウェブ上では公開できないのが残念なのですが、超々優秀で多才な十代後半のお嬢さんでした。

予め考えてきて頂いた固定ポーズの候補となるクロッキーポーズ4種を経て、今回は普段見られないポーズが選ばれました。イスに座り、両手をイスの手前に付き、ちょうど跳び箱を跳んで台に手を突いた瞬間の空中姿勢に似たポーズに決まりました。ユニークさに加え、年齢がとても若いせいの愛らしさも相まって、このポーズに多数の票が投じられたものと推測されます。

休憩中、参加者たちと積極的にお話をされていて、大変ありがたく思いました。以前も記しましたが、描き手からすると、モデルさんとコミュニケーションをとることによってキャラの片鱗を知ることができ、それを作品に投影しやすくなるメリットがあるからです。後でモデルさんの方も「きさくでやりやすかったです」と感想を述べておられました。それは良かったです。もの凄い世代間ギャップにもめげずに異質なものを果敢に受け入れようとする…、正に、ここら辺りにこそ優秀さが現れています。モデルさんには、その他のことも含め、会の為にご協力して下さいまして、心より感謝致します。

 

・実施状況

この度、第1回を終えて、本当に胸がすく思いとなりました。習熟度に応じて、ようやく参加者全員に伝えたいこと、伝えるべきことを、伝えられたからです。割合すぐに、基本中の基本である「書き出し」と「構図の取り方」を、全員が概ね理解し始めていることが手に取るように分かりましたので、とてもうれしく感じました。心苦しい状況からやっと解放されたような安堵の方が強いかも知れません。指導をするからには責任がありますので。もちろん、初心者には繰り返しの習練が必要ですから、一朝一夕で身に付くものではありません。けれども、方向性さえ理解されれば、後は身体に覚え込ませていくだけなので、この先、確実に上達していくこと請け合いです。

この「書き出し」と「構図の取り方」だけでも、知るか否かでは大きな違いです。知らないまま我流で何年も描き続けても(アカデミックなデッサンが)身に付くことは難しいと言わねばなりません。従って、しばらくはこの「書き出し」と「構図の取り方」を繰り返して、しっかり身に付けて頂き、(個別対応を前提に)次第に次のステップへと進んでいく予定となります。本格的なデッサン力習得には、まだ先々に山のようにステップが待っております。

なお、参加者からの、どんな質問にも可能な限り対応していきますし、自宅や他所で描かれた作品の講評もして参りたいと存じます。

 

デッサン会の予告

◆2016年 第2回 基礎デッサン会の予告

2016年第2回は、9月12日(日)午後1時集合、1時開始、5時終了。会場はいつもの麻生市民館2階実習室です。モデルは中高年男性で、お祭りの法被姿、または褌(ふんどし)一丁姿の固定ポーズです。お祭りの時の衣装一式をご用意できるそうです。自転車などで鍛えられていて、割と筋骨たくましい肉体の持ち主で、いかにもお祭りの衣装や褌一丁姿がとても似合うモデルさんだと思われます。

 







 
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